とちの木の実

俳誌に連載中のエッセーと書評

2020-01-04から1日間の記事一覧

青に触れたくて

染付とか、拙句集とか 今までに見た一番深い青は何だろう。 遠い日に、山の上で見た五月の空?ふいにいなくなってしまった白猫の瞳?三好達治の詩にも詠われた露草の花の色?その終聯に「はるかなるものみな青し」と、あるように、つゆ草の青は遠い色をして…